lekker lui liggen lezen
-
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| 2007.03.26 Monday | - | - |
『謎とき・坊ちゃん−夏目漱石が本当に伝えたかったこと』
   著者 石原豪人

   出版 飛鳥新社

   価格 1,680円 発行 2004年7月

   ISBN 4870316269

bk1の内容紹介:
国民小説の裏側には、男色が息づいていた!「越後の笹飴」に隠されていた暗示とは?謎だらけの小説「坊っちゃん」に秘められていた42の大疑問についての考察をまとめる。

 ---

本書は、夏目漱石の初期の代表作『坊ちゃん』を同性愛の視点から論じた、

至極真面目な(たぶん)本である。

作者の石原豪人さんは、挿絵画家としてキャリアを積んだ人で、

江戸川乱歩の『少年探偵団』シリーズの表紙絵の人、と言われると、

「あ、あの絵の人か」とすぐ思い浮かぶかもしれない。

(ただし、現在ポプラ社刊の同シリーズは新装版になってしまっているが)

彼は、同性愛研究家としてもその道では有名な人らしく、

密かにライフワークとしていたのが、この本であるらしい。

 ---

漱石の作品は、この時代ならば誰の作品でも同じかもしれないが、

「なんとなくそれと匂わす」というところがとても多い。

そのために、作品になんとなく艶っぽさを感じるのはワタシだけではないだろう。

加えて、漱石作品に出てくる青年たちは妙に色っぽい。

痩身色白で、か弱く、知的エリートで、内向的というのが典型だ。

そのあたりから、作者が同性愛視点で作品を見るという発想も

あながち的外れではないような、でも行き過ぎなような……という感じ。

 ---

坊ちゃんを猫可愛がりする清(キヨ)は実は男(キヨシ)である、とか

校長先生以外の登場人物がみんな独身であるのは同性愛者だからである、とか

そんな感じで『坊ちゃん』がどんどんボーイズ・ラブ小説化していく。

その過程を読むのは、支持するしないは別としても、単純に楽しかった。

装幀:中山泰 構成:本橋信宏・赤田祐一 画:石原豪人・サザ波先生
| 2004.11.03 Wednesday | comments(0) | trackbacks(1) |
-
スポンサーサイト
| 2007.03.26 Monday | - | - |









http://boek.jugem.jp/trackback/74
晴雨堂の本棚 6 「石原豪人」
「石原豪人」 懐かしいイラスト。   【編集】中村 圭子 【発行】らんぷの本   【雑感】60年代から70年代にかけて少年少女時代を...
| ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋 | 2009/09/15 8:07 PM |
Since:2004/08/01
■ CATEGORIES
■ NOW READING
■ RECENT ENTRIES
■ ARCHIVES
■ LINKS
■ TrackBackPeople
■ BlogPeople
■ AUTHOR
このページの先頭へ