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| 2007.03.26 Monday | - | - |
『念力家族』
   著者 笹公人

   出版 宝珍

   価格 1,680円 発行 2004年9月

   ISBN 4901873253

bk1の内容紹介:
注射針曲がりてとまどう医者を見る念力少女の笑顔まぶしく むかし野に帰した犬と再会す噛まれてもなお愛しいおまえ 透明な抒情がユーモアというセロファンに包まれて短歌となる。新しい才能が生み出す切口鋭い短歌集。新装。

周期的に短歌人にハマる時期があります。
数年前穂村弘さんにハマり、つい最近は桝野浩一さんにも。
著作をドカ買いし、雑誌の連載記事も出来るだけ追うのです。
でも、どちらも短歌よりもエッセイの方が好きで、
決して短歌にハマっているというわけではないのです。

そういう意味では、この『念力家族』という短歌集は、
初めて「この人の短歌好き!」とはっきり認識できる短歌集でした。
まぁ、なにしろ内容が短歌ばかり(と少しのあとがき)なので、
「短歌より○○が好き」と思う余地はないというのもあるけど。
短歌というよりは、むしろ川柳というべきかもしれません。
(ワタシ自身、そのへんの違いがよくわかっていないです)

笹さんは、寺山修司に触発されて短歌を始めたということで、
残念ながら、ワタシは寺山修司をほとんど知らないので、
だからどうしたということはわからないのですが、
笹さん曰く、その影響で物語性の強い短歌を作ることになったそうです。
そういうわけで、短歌は10のタイトルに分けられて、
それぞれに連続で読むと、ある程度の物語を想像できる仕組み。
この仕組みがとても面白いと思いました。

表題作である「念力家族」では、家庭の風景が詠まれていて、
それぞれ「あ〜わかるわかる」と思わせる一方で、
そこはかとなく怪しい言葉が読み込まれていて、そこが可笑しい。
短歌でありながら、この念力家族の風景を思い浮かべてしまうのです。
特に、念写ができる妹と兄に退行催眠をかける弟が大好き。
歌舞伎公演に行けないおばあちゃんも、前世の母に嫉妬する母もかわいい。

挿入されている田中英樹さんのイラストも良くて、
短歌の変な感じとか乾いた感じと合って、とても好きです。
イラスト:田中英樹 デザイン:鈴木成一デザイン室 解説:岡井隆 著者あとがき
きっかけ:「ダ・ヴィンチ」紹介記事
| 2005.02.09 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0) |
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| 2007.03.26 Monday | - | - |









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